「MetaHuman Creator」の一般公開がスタート。誰でも超リアルなデジタルキャラクターの作成が可能に
Epic Gamesは2021年5月20日,フォトリアルな人間キャラクターが作成できる「MetaHuman Creator」の一般公開を開始した。これまでデベロッパ向けのアーリーアクセスが版が公開されていたが,今後は,Epic Gamesに申請すれば誰でも待ち時間なく使用可能になる。
![]() |
「MetaHuman Creator」公式サイト
5月20日に掲載した「UNREAL FEST EXTREME '21 SUMMER 2021」レポートでお伝えしたように,「MetaHuman Creator」は,リアルな人間キャラクターを扱うためのシステムで,2021年2月に発表されて話題になった。異なる人種のひな型に髪型や体つきが用意されており,皮膚の質,髭,目の色,眉毛の形などを変化させることで,経験がなくてもわずかな時間で思いどおりのキャラクターが作成できるという。ブラウザを使ったクラウドベースのシステムで,演算処理はサーバー側で行うため,非力なノートPCなどでも実行が可能だ。
![]() |
RPGのキャラメイクの超リアル版という雰囲気で,ゲーマーでも遊んでみることができそうだが,本格的に使いたい人に向けて日本語のスタートガイドなどもすでに用意されている。
完成したデジタルヒューマンは3Dデータ管理ツールのQuixel Bridgeでダウンロードが可能で,メッシュやスケルトン,フェイシャルリグなどのデータが「Autodesk Maya」に対応するファイル形式になっているため,Autodesk Mayaでさらにいろいろな処理ができるという。
データの活用には「Unreal Engine」の使用が前提になるが,いじってみるだけなら無料。興味のある人は公式サイトをチェックしてみよう。
MetaHuman Creator Early Access Out Now: Meet the Team | Unreal Engine

実写並のリアルなキャラクターを自在に操れる「MetaHuman」解体新書

2021年5月17日,Unreal Engineの一大勉強会である「UNREAL FEST EXTREME '21 SUMMER 2021」が開催された。主催のEpic Gamesによる,MetaHumanとは何かを紹介する講演「MetaHumanサンプル解体新書」をレポートしよう。
- 関連記事
-
- 【あつ森】住民でよく歌うどうぶつと全然歌わないどうぶつには法則がある
- 「MetaHuman Creator」の一般公開がスタート。誰でも超リアルなデジタルキャラクターの作成が可能に
- 「天穂のサクナヒメ」のアレンジアルバム「実演楽曲集 奏 ―かなで―」発売。和楽器から洋楽器まで多彩なアーティストが参加