Microsoft StoreでのPCゲーム販売手数料が30%から12%へ引き下げへ。現地時間8月1日から
Microsoftは米国時間2021年4月29日,Microsoft StoreにおけるPCゲームの売上純利益に対する開発者の取り分を,従来の70%から88%に引き上げると発表した。PCゲーム開発者向けの規約を更新し,現地時間8月1日からこの配分になるという。
![]() ※画像はXbox Wireより |
Xbox Game Studiosを統括するMatt Booty氏はXbox Wireの記事で,これは「すべてのPCゲーム開発者にさらなる成功を届けるための取り組みの一環」であり,開発者はより多くのゲームをより多くのプレイヤーに届けることが可能となり,大きな商業的成功を収められるとしている。
8月1日以降は,Microsoft Storeの販売手数料が30%から12%に引き下げられる形となり,手数料としてはEpic Gamesストアがオープン時から採用している収益分配率と同じになる。
ちなみにValveが展開している最大手・Steamの手数料はベースが30%で,1000万ドル以上など,その売り上げに応じて手数料が段階的に下がる仕組みとなっている。
そのほか記事では,MicrosoftがPCゲームでも“プレイヤーファースト”のコンセプトを貫くため,PCゲームのエコシステム全体に投資を行うことや,ここ1年半で投入した「Microsoft Flight Simulator」といったPCゲームの多くが発売時にSteamチャートの上位にランクインしたこと,プレイヤーがゲームを購入する場所を選択できることが重要であり,コンテンツへのアクセスをさらに容易にしたいと考えていることなどが綴られている。
Xbox Wireの「Continuing Our PC Gaming Journey in 2021 and Beyond」(英語)
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