「バイオハザード ヴィレッジ」のエクストラゲーム“ザ・マーセナリーズ”プレイレポート。「6」以来の実装となる同ゲームの魅力とは
カプコンが2021年5月8日に発売を予定しているサバイバルホラー「バイオハザード ヴィレッジ」(PC / PS5 / Xbox Series X / PS4 / Xbox One)において,ゲームクリア後のエクストラゲームである“ザ・マーセナリーズ”が収録されることが明らかとなっている。
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バイオハザードシリーズのナンバリングタイトルにザ・マーセナリーズが収録されるのは,2012年に発売された「バイオハザード6」以来となる。発表された瞬間,TwitterなどのSNSで大きな話題となったことからも,シリーズのファンが実装を待ち望んでいたことは間違いないだろう。
今回4Gamerは「バイオハザード ヴィレッジ」の発売に先駆け,ザ・マーセナリーズを体験する機会を得た。本稿ではプレイインプレッションを最新スクリーンショットと共にお届けするので,ぜひ目を通してほしい。
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限られた時間内での戦い。次々に襲いくる敵を撃破せよ
最初にザ・マーセナリーズの基本的なルールを説明しよう。視点は本編同様,アイソレートビュー(一人称視点)が採用されている。過去作のザ・マーセナリーズは三人称視点だったため,一人称視点でのザ・マーセナリーズはバイオハザード ヴィレッジが初となる。なお,プレイ感覚はバイオハザード ヴィレッジ本編と変わらないので,とくに違和感なく楽しめるはずだ。
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今回プレイできたのは村ステージ(Village)。フロア数は3となっており,プレイした範囲では1つのフロアにつき制限時間は3分で,敵を規定数撃破するとゴールポイントが出現し,次のフロアに進める。また,制限時間は敵を撃破したり,マップにある黄色いオーブを回収したりすると延長されるため,実際のプレイ時間はもう少し長くなる。
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ゲームスタートさせると最初にデュークのショップで買い物ができる。ハンドガンやショットガン,スナイパーライフルといった射撃武器などが購入できるため,自分好みのビルドを組むとよさそうだ。今回,筆者は範囲の広いショットガンをメインで戦うことに。ショットガンにも広範囲を射撃できるものと,範囲は狭いが高威力のものがあり,いろいろと試してみるのも面白そうに感じられた。
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ただし,ザ・マーセナリーズは本編と同じく,弾数に限りがあるため,強力なショットガンを連射するだけではいずれ弾薬切れを起こしてしまう。そこで筆者はショットガンで広範囲を吹き飛ばし,ダウン中の敵をハンドガンで狙い撃つ作戦を取ることにした。バイオハザードシリーズではかなり基本的な戦術だが,ザ・マーセナリーズでもそれは同じで,効率よく敵を撃破し,得点がうまく稼げると爽快感はかなりのものが感じられた。
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今回は限られた時間だったため,基本に忠実な作戦を取ったが,繰り返しプレイするなかで新しい作戦を試してみるのもまた一興だ。とくにショップではさまざまな武器が販売されているほか,本編と同じくカスタマイズもできる。新しいビルドを試そうとすればほぼ無限と言っていいほど違う組み合わせができるため,リプレイ性は相当に高いはずだ。
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ちなみに今回筆者はカスタマイズでショットガンの火力を上げる作戦を取った。破壊力抜群のショットガンで敵を蹴散らすのはかなり気持ちよかったが,人海戦術を取られるとリロード中に攻撃をくらうこともあったため,次回は装填速度を強化したビルドを試してみたいところだ。
アビリティの選択が攻略を大きく左右する
ザ・マーセナリーズでは,フロアごとに青いオーブが複数配置されており,回収することでアビリティを獲得できる。獲得できるアビリティは回収時に表示される3つの中から1つ選べるのだが,この表示されるアビリティは毎回ランダムで選択されるようだ。
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今回確認できたアビリティは,特定の武器の攻撃力を高めるものや,ヘッドショット時のダメージを上げるもの,被ダメージを抑えるもの,敵撃破時に体力を回復するものなどさまざま。筆者は武器のカスタマイズと同じく,火力をひたすらに上げるアビリティを選択し続けることに。このように尖ったビルドを組むもよし,できるだけ丸くいろいろな敵に対応できるようにするもよしと,プレイヤーによってフロア攻略中の選択に幅が出るのも,今回のザ・マーセナリーズの大きな特徴と言ってよさそうだ。
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また,フロアには爆発するタルなど,おなじみの環境オブジェクトも配置されている。ザ・マーセナリーズでは,コンボが途切れないように連続してクリーチャーを撃破するとそれだけ高得点につながるため,武器の選択,カスタマイズ以外にも戦略面で考えることは多い。とくに今回はクリーチャーの体力が可視化されているため,ただ倒すだけでなく,体力調整をして,うまく連続撃破を狙うといった作戦も有効となりそうだ。
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リプレイ性の高さが最大の魅力
短い時間だったが,久しぶりのザ・マーセナリーズをプレイして感じたのは,ビルドを組む時のシンプルな楽しさだ。武器を選んでカスタマイズし,アビリティを獲得して次なる戦闘に臨む。うまく戦略がハマりタイムを縮め,高得点を獲得した時のうれしさは本編とは別の楽しみが感じられた。
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また,今回のマーセナリーズはビルドにもランダム要素が加えられており,そのリプレイ性の高さが最大の魅力とも言える。この要素により,プレイヤーによっては本編と同等かそれ以上のエンドコンテンツとして無限に遊べてしまうことだろう。現在でも過去作のザ・マーセナリーズを遊んでいる人は多いが,今後「ヴィレッジ」のザ・マーセナリーズが同じ立ち位置になる可能性も低くはないはずだ。
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「バイオハザード ヴィレッジ」公式サイト
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