[TGS 2015]レゴブロックだから恐竜の“改造”も後ろめたさゼロ。「LEGO ジュラシック・ワールド」プレゼンレポート
![]() TT GamesアソシエイトプロデューサーのTim Wileman(ティム・ワイルマン)氏 |
LEGO ジュラシック・ワールドは,1993年に大ヒットした映画「ジュラシック・パーク」から日本で2015年に公開された最新作「ジュラシック・ワールド」までの,「ジュラシック」シリーズ4作品の世界を体験できるゲームだ。“LEGO”を冠していることから分かるとおり,プレイヤーキャラクターや登場する恐竜,そのほか大半のオブジェクトがレゴブロックで組み上げられている(ことになっている)のが最大の特徴である。
「LEGO ジュラシック・ワールド」トレイラー

オブジェクトのほとんどがレゴブロックということで,当然,キャラクターの動きが“ロボット的”なものだったり,破壊を伴う行動ではブロックがバラバラと散らばったりする。プレイヤーキャラクターが凶暴な恐竜にバッタリ遭遇して「ああ,食われる!」と思う瞬間でも,そのビジュアルのおかげで恐怖よりもユーモアを感じてしまうという,なかなかに素敵なプレイフィールだ。
![]() |
![]() | ![]() |
本作は,映画で有名なシーンなどを再現したステージに順番に挑戦していくことでゲームが進む。アイテムを探したりスイッチを押したり,何かしらのアクションが必要なポイントはレゴブロックで分かりやすく示されており,難度そのものは低めの設定となっている模様。
それでも,“急成長”させた植物によじのぼって上のフロアへ移動したり,樹木を倒して即席の橋を作って川を渡ったりといったパズル要素は,やり応えがありそうだ。
![]() |
![]() |
さて肝心の恐竜だが,本作ではジュラシックシリーズに出てくる恐竜の中から約20種類が登場しており,それらはレアアイテムである「琥珀」を集めてアンロックすることで使用可能になる。恐竜はそれぞれが特殊な能力を有しており,たとえばトリケラトプスは突進で対象をバラバラ(のブロック)に粉砕する,ラプターはその抜群の嗅覚で目標を追跡する,といったことができる。そのほかにも,跳躍力を生かして高所にあるシークレットエリアを探したり,酸のブレスで敵をやっつけたりする恐竜も見られた。
![]() |
![]() | ![]() |
また恐竜は,カスタマイズが行える。恐竜の頭を,別の恐竜の胴体にすげ替えたりすることも可能。こういったカスタマイズに対して最初は「グロテスクかな」とも思ったのだが,よくよく考えれば,これはただレゴブロックを組み替えているだけなので,深刻に考える必要はまったくない。子供の頃にそうしたように“俺様の最強恐竜”を心ゆくまでデザインすればいいのだ。
本作には,4つのジュラシックシリーズ作品に,各5つのキャンペーンがそれぞれ用意されている(つまり合計で20種類ある)。好きなキャンペーンから始められるのもポイントだろう。「お気に入りのあのシーンを自分の手で切り抜けてみようかな」といったことが,気軽に行えるわけだ。
これまでのLEGOシリーズと同様,モチーフ(本作の場合はジュラシックシリーズ)が好きなら,老若男女にオススメできそうな手堅い一作である。オフラインでのマルチプレイにも対応しているので,リビングでわいわい楽しみたいという人にもオススメしておきたい。
![]() | ![]() |
![]() | ![]() |
![]() | ![]() |
「LEGO ジュラシック・ワールド」公式サイト
4Gamerの東京ゲームショウ2015特設ページ
- 関連記事
-
- [TGS 2015]ローポリゴンの画面とクラシックなUIが1995年を現代に蘇らせる。「Back in 1995」はそんなゲームだ
- [TGS 2015]レゴブロックだから恐竜の“改造”も後ろめたさゼロ。「LEGO ジュラシック・ワールド」プレゼンレポート
- 承太郎とンドゥールなど,ファン垂涎のタッグが実現。「ジョジョの奇妙な冒険 アイズオブヘブン」直撮りプレイムービーを掲載