αテストを間近に控えた「Kingdom Come: Deliverance」の最新トレイラーが公開。15世紀における東欧の村の生活を忠実に再現
チェコのインディーズスタジオWarhorse Studiosは,2014年10月22日から1回目のαテストを開始するアクションRPG「Kingdom Come: Deliverance」(PC / Mac/ PS4 / Xbox One)の最新トレイラーを公開した。

「CryENGINE 3」で制作された美しい風景が魅力的な本作は,中世ヨーロッパを忠実に再現したオープンワールド型ゲームとなり,魔法やドラゴンの登場しないというノンファンタジーな世界観が特徴的だ。コアなゲーマーであれば,「The Elder Scroll: Skyrim」を「Mount & Blade」風に描いたようなゲームといえば伝わるかもしれない。
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ゲームは,政治的混乱や宗教革命に揺れる15世紀の中央ボヘミア地域が舞台になっており,今回の映像で描写されているのは,チェコ共和国の首都プラハから南東60kmほどの場所にあるサモプチェという農村の,1403年当時の生活風景であるという。
映像では,農民たちが畑を耕しに出かけたり,羊飼いが羊の世話をしたりといった朝昼の風景から,庭先で夕食を食べたり,就寝前に神様へお祈りをしたりといった夜の様子まで描かれており,ゲーム内に登場するNPCの日常生活が確認できる。
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プレイヤーは,両親を殺された若者という設定でゲームを開始する。そこから騎士として成りあがっていくか,一兵卒としてどこかの勢力に加担するか,もしくは盗賊や吟遊詩人になるか,といった具合で好きなように成長し,やがて市民戦争の発端に介入していくことになる。
想定されるボリュームの大きさから,本作はエピソード方式でリリースされる予定になっており,10月22日から行われる予定のαテストでは「Act I」が公開されるようだ。
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クラウドファンディングサイトのKickstarterにおける開発資金の調達キャンペーンでプロジェクトが始まった「Kingdom Come: Deliverance」だが,クラウドファンディング自体は公式サイトでも続けられており,現在は当初の目標額の6倍を超える,約200万ドル(約2億1800万円)が集められたところ。
25ドルの投資から「Act I」をプレイできるが,αテストへのアクセスは45ドルからになっているので,αテストに参加したいという人は,間違えないよう注意しよう。
「Kingdom Come: Deliverance」公式サイト
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