インディーズゲームの小部屋:Room#341「The Nightmare Cooperative」

今やすっかり,イタチっぽい女の子の言いなりのスケな筆者がお届けする「インディーズゲームの小部屋」の第341回は,Lucky Frameの「The Nightmare Cooperative」を紹介する。本作は,パーティメンバー全員をいっぺんに動かして探索を進めていくという,一風変わったローグライクゲームだ。有能なうえにしゃべり方も可愛いので,ぜひうちにも来て,身の回りのお世話をしてほしいのスケ。
![]() |
本作のストーリーは,無駄づかいのしすぎで財政が破綻してしまった村のため,ダンジョンに潜ってゴールドを集めてこようというもの。責任者出てこいといった感じだが,とにかくそういうことなので,ぜひ納得してほしい。
そんなわけで,命の保証は一切なしという但し書き付きで村の議会によって呼び集められた冒険者達は,さっそくダンジョンに向かうことに。まったく,どこまでもひどい話だと思う。
![]() |
本作をざっくりと分類すると,ゲームを開始するたびにダンジョンの構造や敵の配置が変化するローグライクゲームということになるが,このゲームの大きな特徴は,冒険者達がパーティを組んでいるという点。しかも,それらを全員同時に操作しなくてはならないから大変だ。
![]() |
ゲームを始めると,ランダムで選ばれた2体のキャラクターが登場する。まずはこの2人を操作して,宝箱を開けてゴールドを集めたり,敵と戦ったりしながら,次のフロアへと続く階段を目指すのだ。しかし,上述したように,この2人を一度に動かさなければならないというのがポイントで,一方を右に動かすともう一方も一緒に右に移動し,左に動かすと,それにつられてもう片方も左に進む。
![]() |
すると,どうなるのか? もう何となくお分かりのとおり,片方が敵に攻撃されそうなので避けようとすると,もう片方が溶岩の中に突っ込んでいたり,一方が宝箱を開けているあいだに,相方が敵に挟み撃ちにされていたりするわけだ。
フロアを進むと,なぜかダンジョン内で眠りこけている冒険者に出会うことがあり,これらを叩き起こして仲間にすることで最大4人でパーティを組めるのだが,そうなると当然,4人同時に動かすことになるので,ますますややこしくなる。
![]() |
また,移動だけでなく,体力回復アイテムや,1回だけスキルが使えるようになるポーションを拾ったときにも4人全員に効果があるというのもポイント。しかし,誰か1人がスキルを使うと,残りのメンバーも同時にスキルを使うので,そのぶんは大体無駄になってしまう。ああ,なんてもったいないことを!

そして,もう1つ気を付けたい点は,宝箱を開けたり,フロアを一定歩数歩くと,新たな敵が現れるというところ。やたらと歩き回って宝箱を開けたりすると,どんどん状況が悪化していくので,ほどほどのところで切り上げて次のフロアに進むようにしよう。最悪の場合,誰か1人でも階段にたどり着ければ先へ進めるので,助からなさそうな仲間は見捨ててしまうという決断も,時には必要となるだろう。どうせすぐに次の仲間が見つかるし……。
![]() |
本作をプレイしていると,個人的にはなんとなく「バイナリィランド」を思い出してしまうが,仲間が同時に動くという要素を追加したことで,パズルゲームのような一風変わったゲーム性になっており,普通のローグライクゲームでは飽き足らないという人にぜひお勧めしたい一本だ。そんな本作は,Steamにて9.99ドルで発売中なので,興味を持った人はぜひどうぞ。
■「The Nightmare Cooperative」公式サイト
http://luckyframe.co.uk/nightmare/![]() | ![]() |
![]() | ![]() |
![]() | ![]() |
![]() | ![]() |
- 関連記事
-
- Electronic Artsが「Battlefield: Hardline」と「Dragon Age: Inquisition」の発売延期を発表
- インディーズゲームの小部屋:Room#341「The Nightmare Cooperative」
- 新キャラクターの登場に注目が集まった,「ペルソナ4 ジ・アルティマックス ウルトラスープレックスホールド」体験会の模様をレポート