空飛ぶオモチャは税込1万2800円から。超小型ドローン「Rolling Spider」と,小型カメラ付の地上用ロボ「Jumping Sumo」の発表会をレポート(動画あり)
本稿では,製品の紹介やデモンストレーションが行われた発表会の模様を,ムービーを交えてお届けする。
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イベントは,ParrotのJPAC地域担当バイス・プレジデント兼マネージング・ディレクターであるクリス・ロバーツ(Chris Roberts)氏の挨拶で幕を開けた。
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まずは,超小型ドローン「Rolling Spider」のデモンストレーションが実施された。同製品は,iOS/Androidのスマートフォンやタブレット,Windows Phone(以下,モバイルデバイス)に対応しており,無料アプリ「Freeflight 3」を使い,Bluetooth Smartを経由して操縦できる。また,550mAhのリチウムポリマーバッテリーを搭載しており,フル充電した状態で約8分稼働可能だ。
さらに,ジャイロセンサーが内蔵されており,止まった状態の機体を空中に投げてそのまま飛行させる,といったこともできる。また,子供が安全に遊べるよう,プロペラに衝撃を与えると瞬時に機能が停止する,といった配慮がなされている。
重さは55gで,取り外し可能なホイールを付けた状態でも65g。このホイールは,装着することで天井を走るなどのアクションが行えるようになる。詳しくはムービーを見てほしい。
超小型ドローン「Rolling Spider」(1)

超小型ドローン「Rolling Spider」(2)

続いて,最大80cmの高さをジャンプできる「スプリングシステム」が特徴の地上走行型ロボット「Jumping Sumo」のデモンストレーションが行われた。同製品も,モバイルデバイスに対応しており,無料アプリ「Freeflight 3」を使うのだが,こちらはWi-Fiを経由して操縦する形になる。また「Rolling Spider」と同じく,550mAhのリチウムポリマーバッテリーを搭載しており,フル充電した状態で約20分稼働できる。
さらに,内蔵された小型カメラを通じ,モバイルデバイスでロボットの視界を確認できるのもポイント。クリス氏いわく,ドローンのパイロットになった気分が味わえるとのこと。このほか,事前に動作を入力することで,自動で機体を動かせる「ロードプラン」というプログラミングシステムも搭載されている。
小型カメラ内蔵の地上走行型ロボット「Jumping Sumo」(1)

小型カメラ内蔵の地上走行型ロボット「Jumping Sumo」(2)

両製品の紹介後,実際にそれらを触ることができたのだが,ここまで手軽に立体的なアクションを楽しめる,という事実に驚かされた。とくに「Rolling Spider」は,モバイルデバイスを使うことで,前後左右への宙返りなどのアクションがワンタッチで簡単に行えるため,誰でもすぐに物を飛ばす気持ちよさが味わえるのが印象的だった。
ただ,通信の際にラグがあるのか,操作に対するレスポンスがあまりよくなかった印象だ。「Rolling Spider」を狭いスペースに着地させる,「Jumping Sumo」を思い通りの場所に乗せる,といった細かい操作には少し苦戦させられた。
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先述したように,両製品とも2万円を切るリーズナブルな価格で,「AR.Drone」に比べると,かなりお手頃に感じるのではないだろうか(正直,筆者は4,5万円すると思っていた)。
また,操作には専用アプリ「Freeflight 3」が必要となるが,最近のモバイルデバイスの普及率を考えれば,ハードルはそれほど高くないと言っていい。
発売は来月となるが,今月中に,アップルストア,家電量販店,オンラインショップなどで予約受付が開始されるとのことなので,手軽に空飛ぶラジコンで遊びたいという人は,動向をしっかりチェックしておこう。
Parrot公式サイト
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