[E3 2014]貧弱な武装とスマホを手にアメリカの独立を目指せ。「Homefront: The Revolution」のライブデモがE3 2014で公開
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「Homefront: The Revolution」公式サイト
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そして本作の舞台は,前作で描かれた物語の終了時点から4年後のフィラデルフィアとなる。フィラデルフィアといえば,アメリカ建国の象徴でもある街だが,ここでは北朝鮮に支配され,暫定的な首都になっているという設定だ。
もちろん,アメリカ人によるレジスタンス活動は小規模ながら続けられている。そしてスラム化した無法地帯は「Red Zone」(レッドゾーン)として隔離されているのだが,そんな状況下で必死にレジスタンス活動を行い,独立に向けた機運を高めていくのがプレイヤーの役どころとなる。
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E3 2014会場で行われていたライブデモでは,そんなフィラデルフィアの情景をメインとしたゲーム紹介がなされた。フィラデルフィアの住民達は,北朝鮮軍の高圧的な支配にうんざりしており,トラブルに巻き込まれることを極度に恐れているようだ。プレイヤーが近くを通るたびに「このあたりにレジスタンスなんかいらないのよ」「こいつ銃を持ってるぜ。何か問題を起こすつもりだ」「こいつのせいで憲兵がやってくるよ」などといったヒソヒソ話が聞こえてくる。
デモで紹介されたミッションは,政治犯として囚われている3人の仲間を脱走させるために,刑務所を襲撃するという内容だった。レジスタンスのアジトでは,リーダー格と思われる黒人女性を中心に火炎ビンを製造しているが,プレイヤーは先陣を切る形で,アーマーで完全武装した憲兵や,治安用ドローンに見つからないよう,裏通りや屋根などを移動しつつ,目的地を目指すことになる。
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ハイテク装備に身を包んだ敵とは比較にならないほど貧弱な武装のレジスタンスだが,苦しい状況下において,スマートフォンを積極利用して活路を開いていたのは印象的だった。今回のデモで確認できたのは,マップを確認したり,カメラを利用して敵を識別したりといった使い道だったが,ゲームの随所でスマートフォンが活躍しそうな雰囲気である。
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今年6月に制作発表が行われたばかりのHomefront: The Revolutionだが,Crytek UKが「CryENGINE 3.0」を使って開発しているタイトルだけに,ゲーム内容やグラフィックスの品質には大いに期待できそうだ(関連記事)。最大4人のプレイヤーでストーリーを進めていくCo-opモードが用意されるなど,システム面における見どころも多そうな作品なので,続報を楽しみに待ちたい。
「E3 2014」4Gamer特設ページ
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