ヒーローか，それとも悪人か。超能力によるアクションが爽快な「inFAMOUS Second Son」をプレイムービーで紹介

 　ソニー・コンピュータエンタテインメントジャパンアジアから2014年5月22日に発売されたPlayStation 4用ソフト「inFAMOUS Second Son」は，オープンワールドを駆け巡り，超能力を使って大暴れできるアクションゲーム「inFAMOUS」シリーズの最新作だ。PlayStation 4専用タイトルの1つということで，期待していた人も多いと思うが，その魅力をプレイムービーで紹介しよう。

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　本作では，主人公デルシン・ロウがひょんなことから超人的能力を身につけてしまい，それを取り締まろうとする政府機関「D.U.P.（統一保護局）」と激しい戦いを繰り広げていくといったストーリーが展開される。
　舞台となるのはアメリカ・シアトルの街で，オープンワールドで表現された街を自由に歩き回ってミッションを進めていくのだが，これが非常にリアルに再現されているというのが，本作の特徴の1つだ。もはや本物のシアトルなのではないか……というのは言いすぎかもしれないが，夕焼けのまぶしさや，雨の後のジトっとした感じなど，空気感や雰囲気までもが再現されているかのような印象を受け，没入感は高い。


　そして，そんなリアルな街の中を，超能力で駆け回る本作のゲームプレイは，非常に気持ちが良い。さらに，デルシンが用いる「スモーク（煙）」や「ネオン」といった超能力は，鮮やかで派手な演出が楽しめる。今回のムービーではスモークの力を中心に使っているので，演出の美しさにも注目してほしい。
　煙や火花というと，処理落ちしやすそうな演出だが，どれだけ大技を繰り出してもカクつく気配すらないのは，さすが新世代機といったところか。操作性やゲームの難度にも不満はなく，好き勝手に暴れまわることができてしまう。


　また，倒れた市民を超能力で立ち上がらせたり，路上で歌うシンガーをふっ飛ばしたりと，プレイヤーによって性格の違うデルシンが形作られていくことになると思うが，その行動によってストーリーやサイドミッション，覚えられる技が変化していく「カルマシステム」も面白い。聖人君子のような心優しいプレイでヒーローになったり，稀代の悪人として鬼畜極まりないゲスな所業を楽しんだりもできるので，いろいろなプレイをしたくなるだろう。


　筆者としては，ムービーで紹介しているようなサイドミッションもオススメだ。壁にアートを描いたり，市民に紛れた工作員を抹殺したりと，バラエティに富んだものが用意されており，プレイに飽きが来ない。中でも，超能力を使う者同士の熱い追跡劇が繰り広げられる「工作員ミッション」は，ビルの上や合間を縫いながら飛び回る浮遊感と，「逃がすかよ！」と敵を追い回す面白さがあって，かなり楽しめた。

　新世代機のパワーを生かした映像やド派手な演出，オープンワールドを舞台にした自由なゲームプレイなど，見どころの多い作品なので，ぜひプレイしてみてほしい。

「inFAMOUS Second Son」公式サイト