AMD,新型GPU「Radeon R7 250X」を発表。HD 7770のリフレッシュか
R7 250Xの概要。99ドル未満で購入できるグラフィックスカードとしては,史上最も高性能であると謳われている。出荷は3月という報道もあるが,AMD公式情報としては明らかになっていない
Radeon R7 200
R7 250Xの主なスペックがまとまったスライド。TrueAudioに関する言及はない
Radeon R7 200 R7 250Xは,最大640基搭載するシェーダプロセッサ「Stream Processor」を最大1GHzで駆動し,128bit接続され,最大4.5GHzで駆動するGDDR5メモリと組み合わされる製品だ。そのスペックを従来製品や競合製品と比較したものが表となるが,「最大では」という注釈がいくつか入り,より低いスペックのものの出てくる可能性が示唆されていることと,公称典型消費電力が異なることを除けば,ほとんどHD 7770そのものといった雰囲気である。
AMDが示しているスペック表に,「Radeon R7 260」で対応が明言されているプログラマブルサウンドエンジン「TrueAudio」に関する言及がないことからしても,HD 7770のリネーム,もしくはマイナーチェンジモデルという理解でよさそうな気配だ。
※R7 250Xのスペックに関し,確証の持てない部分には「?」を並記しました
ただ,Olandコアを採用し,Radeon HD 8000 OEMシリーズのリネーム品となる“無印”の「Radeon R7 250」と比べれば,相当に高いスペックとなっているのも確かだ。現時点で搭載カードの国内価格は明らかになっていないが,「99ドル未満」という北米市場の価格に近い値段に落ち着くなら,1万円前後の市場において,なかなか面白い選択肢となるのではなかろうか。
仮想敵は「GeForce GTX 650」となっている
Radeon R7 200 Radeon R7 200
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