「新すばらしきこのせかい」のプレイ映像と体験レポートをお届け。バッジによる斬新なバトルと,作り込まれた渋谷の街並みに注目
スクウェア・エニックスは,2021年7月27日に発売を予定している「新すばらしきこのせかい」(PS4/Switch,PC版は夏発売予定)のゲームプレイ動画を公開した。その範囲のメディア向け体験会も合わせて実施されたので,動画とプレイレポートで本作の注目ポイントを紹介していこう。

本作は,2007年にニンテンドーDSで発売された「すばらしきこのせかい」の続編であり,その世界観を継承しつつも,14年の時を経て進化した対応ハードに合わせ,ゲーム内容も大きな進化を遂げている。先日掲載した開発陣のインタビューにてアピールされた「『すばせか』ならではの新体験」が,ゲームの序盤から味わえた。今回プレイしたのはPS4版で,ストーリーの2日目まで,2時間程度の内容となる。
「新すばらしきこのせかい」開発者インタビュー。斬新なビジュアルやシステムなど,“すばせか”らしい新しい体験を続編でも追及

スクウェア・エニックスが2021年7月27日に発売するアクションRPG「新すばらしきこのせかい」の開発者インタビューをお届けする。2007年に発売された「すばらしきこのせかい」の続編で,前作の斬新なビジュアルやシステムなど,「すばせか」らしい新しい体験を続編でも追及しているという。
動画を見てもらえれば分かるとおり,前作のビジュアルを踏襲したグラフィックスが目を引く。力強い輪郭線とコントラストの強い色彩は,アメリカンコミックのテイストに近いものがあり,2Dのカットインだけなく,移動やバトルなど3Dシーンもこの表現で統一されている。妙に傾いた建物も「すばせか」らしい表現で,オープニングから実にワクワクさせられた。
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主人公のリンドウと同級生のフレットは,渋谷で繰り広げられる謎のサイキックバトルに巻き込まれてしまう。現実なのか夢なのか分からない状況で,「死神」を名乗る少女に「死神のゲーム」に参加させられたことを告げられた彼らは,イベントに飛び入り参加する感覚で少女の言葉に乗ってしまったのだが,渋谷の様子が普通ではないことに気づき,戸惑いながらもこの場所から抜け出すために,「死神のゲーム」へと挑んでいく。
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リンドウは,前作のネクとは少し印象が異なり,人との関わりを拒絶するタイプではなく,フレットともうまくやっている様子が見られる。スマホを使いこなし,マスクをしているのが現代風だ。彼ら登場人物のデザインも凝っていて,本作のビジュアルに負けない存在感がある。
彼らが参加させられる「死神のゲーム」は,実在する世界(RG=リアルグラウンド)から隔離されたUG(アンダーグラウンド)の世界で行われており,街を歩く人々からリンドウらの姿は見えていないようだ。逆に彼ら(プレイヤー)からは人々の姿は見えていて,規定のボタンを押して「スキャン」という能力を使うと,その思考を読み取ることができ,それがゲーム進行のヒントになっていることもある。
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ゲームのフィールドとなる渋谷の街は,かなり実物に近づけて作られている。今回のプレイで行けたのは渋谷駅前のスクランブル交差点から道玄坂,そして渋谷ヒカリエの周辺となるが,地理を知っていれば「ああ,これはあそこだな」と直感的に分かるはず。ランドマークとなる店舗なども現実に近い形で作られており,駅前のTSUTAYAなど,一部は実在する店舗とコラボしているのも面白いポイントだ。
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ゲーム進行はアドベンチャーとRPGの両者の要素を持っていて,いずれも前述のスキャンがポイントとなっている。スキャンは人々の思考を読み取る以外に,UGに潜む赤いシンボルを認識でき,それと接触するとバトルのスタートだ。このシンボルは「ノイズ」と呼ばれる謎の存在で,シンボルに接触すると動物の姿のエネミーへと実体化。リンドウ達チームは各々が1つずつ装備している「バッジ」によって使える「サイキック」による攻撃で戦っていくこととなる。
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バッジには攻撃力や属性の他に,「連打」や「チャージ(長押し)」といった操作と該当のボタンが設定されていて,バトル中はそれぞれのボタンを押すと,そのバッジを装備中のキャラクターがマーカーの付いたエネミーに対して攻撃を行うという仕組みだ。バッジにはエネルギーを表すゲージがあり,サイキックを使用するとこれが減少し,0になると一定時間のクールダウンが必要となる。
移動や回避などが行えるのは直前にボタンを押して切り替わったキャラクターのみで,ボタンの押し方で目まぐるしく操作キャラクターが変わる。バッジによってサイキックのモーションやリーチも異なるため,戦略的に戦えるようになるには少し慣れが必要かもしれない。
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サイキックがエネミーにヒットしたときに条件を満たすと,円形の「シンクロゲージ」が出現し,このときに別のキャラクターのサイキックをヒットさせると「シンクロコンボ」が発動。これによりチームの「シンクロ率」が100%を超えると,画面右下に「マッシュアップバッジ」が出現する。このときに該当のボタンを押すと「マッシュアップ」という強力なサイキックを放つことができる。
マッシュアップはエネミーに対して大きなダメージを与えられるが,同じサイキックばかりを使っていてもシンクロ率は上がらないため,可能な限りチーム全体で戦っていくことが重要となる。
バッジは序盤からバトルの報酬として手に入るようになっていて,試遊の2時間で10種類ほど入手できた。新しいバッジを手に入れるたびにどんなサイキックが使えるのか試したり,ほかのバッジとの組み合わせを模索したりするのが実に楽しく,本作の見どころの1つになるだろう。
攻撃に使うボタンはバッジに依存するのも面白い。例えばリンドウから[□]ボタンで攻撃するバッジを外して[L1]ボタンで攻撃するバッジを装備させると,[△]ボタンが不要になり,操作はガラリと変わる。バッジは300種類以上あることがアナウンスされていて,それぞれに違った攻撃手段が設定されているので,自分なりのバッジの組み合わせを考えるだけでも大いに楽しめそうだ。
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物語は,1日が1エピソードとして設定されており,出ることができない渋谷の街中で毎日送られてくるミッションをクリアすることで進行していく。
前作の世界観やビジュアルは踏襲しつつ,バッジを使った斬新なバトルにより,大きく進化した印象を受ける本作。個人的には渋谷の街並みが忠実に作られていることと,イメージを崩さずに2Dと3Dをうまく融合した演出に感銘を受け,ゲームを先に進めてみたい衝動にかられた。
ファッションコーディネートやフード,チームによるエリア争奪戦,そして渋谷の人々との関わりなどは2日目ではまだ体験することはできなかったので,まだまだ要素は増えていくはずだ。
システムが斬新ゆえに難しそうにも見えるが,チュートリアルも充実していて,難度も設定可能なので,そこで躊躇する必要もない。少し遊んでみれば,その新しさを理解できるゲームだということは間違いないので,ぜひ触ってみてもらいたい。
「新すばらしきこのせかい」公式サイト
tag : すばらしきこのせかい
「新すばらしきこのせかい」開発者インタビュー。斬新なビジュアルやシステムなど,“すばせか”らしい新しい体験を続編でも追及
スクウェア・エニックスは,アクションRPG「新すばらしきこのせかい」(PS4/Switch)を2021年7月27日に発売する(PC版は2021年夏発売予定)。
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2007年にニンテンドーDSにて発売された「すばらしきこのせかい」の続編となる本作では,トゥーンシェーダーによるコミックテイストの表現で構築された世界を背景に,新たな主人公「リンドウ」と,彼をリーダーとしたチーム「ツイスターズ」が,生死をかけた「死神のゲーム」に挑む物語が展開する。
見た目だけでなく,装備する「バッジ」によってバトルのアクションが変わるという独自のゲームシステムを備えていることが明らかになっているが,まだ非公開の要素も多く,新情報を待っているファンも多いだろう。
今回,本作の開発スタッフへのインタビューの機会が設けられたので,気になる部分を聞いてみた。
インタビュイー
- プロデューサー 平野智彦氏
- シリーズディレクター 神藤辰也氏
- ディレクター 伊藤寿恭氏
「すばせか」ならではの「新しい体験」を,続編となる本作でも追求
4Gamer:
本日はよろしくお願いします。この4月のアニメ放映に続き,ファン待望の続編となる本作ですが,企画の経緯からお聞かせください。
平野智彦氏(以下,平野氏):
2007年のニンテンドーDS版の発売以降,ユーザーの皆様,とくに海外のファンの方から,続編を熱望する声を多数いただいていました。弊社としても,何度か続編の企画は検討していたんですが,前作の「すばらしきこのせかい」がかなり尖った作品でしたから,ほかのプロジェクトと並行して開発することが困難だったんです。
集中して開発に取りかかることができる環境を整えるために時間が必要で,ようやくそれが叶い,この7月に皆様にお届けできることになりました。
神藤辰也氏(以下,神藤氏):
これまでも,続編の企画が立ち上がっては消えるという流れの繰り返しだったんです。以前,スマホ移植版のエンディングに,今回登場しているキャラクターの1枚絵を入れていて,そのあたりから構想はありました。
伊藤寿恭氏(以下,伊藤氏):
今回,ようやく企画が動いて,PC内の古いフォルダをあさったら,いろんなバージョンの企画書が出てきたんですが,そのときの最新プラットフォームに合わせて企画を考えていたので,内容がそれぞれ違っていました。
4Gamer:
それはハード的な仕様の違いですか?
伊藤氏:
そうです。
4Gamer:
前作は2Dグラフィックスで,タッチスクリーンを使った操作が変わった操作が印象的でした。今回は3Dとなって,システム的にはどんな感じになっているんでしょうか。
伊藤氏:
確かに前作は,「ニンテンドーDSならでは」という仕組みがたくさんあって,ユーザーさんにもそこを評価いただきました。このときに生まれた「すばせか」ならではの「新しい体験」は,続編でも必ず必要なものだと認識しています。
その体験として本作で取り入れたのが,パーティのキャラクター全員をリアルタイムで操作できるアクションシステムです。これが今まで体験したことのない,自由でスピード感のある操作になっていて,なおかつそれをゲームがうまくない人でも楽しめるという設計になっています。
神藤氏:
前作は,ニンテンドーDSの機能をフル活用して作るという点がウリの1つで,上下2画面同時にバトルが進行する尖ったシステムでしたが,ライトに遊ぶ方にはハードルが高かったという反省もありました。
スマートフォン版を出したときに,2画面を1画面にして,2人のキャラクターを同時に操作するという操作系にしたことがあって,これをさらに発展させれば,もっと大人数に持って行けるのではないかというのが,今回のバトルシステムのとっかかりです。
4Gamer:
「キングダム ハーツ」シリーズの開発陣が手がけているということで,PVを拝見した限りでは,そのアクションを踏襲しているようにも見えたのですが,そこはいかがでしょうか?
伊藤氏:
「キングダム ハーツ」は,アクションがあまり得意でなくてもボタンを押しているだけで派手な立ち振る舞いができる設計でしたので,そういう意味では近しいです。
今作のバトルは,1ボタンに1キャラクターの攻撃が対応していて,そのボタンの連打や長押し,ためて離すといった操作によって,対応キャラクターがいろいろな攻撃をするという仕組みです。複数のボタンを同時に押せば複数のキャラクターが同時に攻撃するという,直感的な操作なんですが,これが意外になかったシステムで,新しい体験につながっていると思います。
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神藤氏:
ボタンごとに操作キャラが違うのが,本作の特色です。
4Gamer:
つまり,複数のキャラクターを動かすにあたり,キャラ選択みたいな操作を挟まずに,リアルタイムで行動させられるということですよね。
伊藤氏:
はい。さらにそのボタンに関しても,バッジに紐づいているという変わった仕組みを採用しています。例えば「ボタン連打すると剣で斬る」という効果のバッジを装備すると,その操作で対応する攻撃ができます。
4Gamer:
となると,同じボタン操作のバッジは,同時に複数キャラクターには装備できないとか?
伊藤氏:
いえ,実は同時に装備することも可能で,その場合は1ボタンで2人のキャラクターを動かせます。突き詰めていくと「すばせか」らしい尖った操作を楽しめるようになると思います。
平野氏:
ゲームを進めると徐々にそのあたりの機能が解放されていくようになっています。とっかかりは簡単で,遊べば遊ぶほど深みのあるゲームシステムに変わっていきますよ。
渋谷の街にいる人々との交流が,プレイヤーに力をもたらしていく
4Gamer:
操作系以外に,本作でこだわった点はどこでしょうか。
神藤氏:
前作の背景は,パースを歪めた特徴的な風景を2Dで描いていましたが,今回はその特徴を3Dに落とし込みました。実際の渋谷を改めてロケハンして,すばせからしさを保ちながら最新の渋谷を再現しています。
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伊藤氏:
CGの頂点をいじりつつ,カメラも特殊な角度に置いたりして,だまし絵のような空間が歪んだ雰囲気を3Dで表現しました。
4Gamer:
あの空間を歩けるのはちょっと楽しみですね。PVを見ると,渋谷の街並みは今の地理が採用されていて,再現度が高く感じましたが,どのぐらいまで作り込んでいるのでしょうか。
伊藤氏:
渋谷の狭い区域に閉じ込められる設定なので,いわゆるオープンワールドのような設計ではありませんが,前作よりも細かなところに行けるようになっています。
神藤氏:
前作は渋谷駅の東側にはあまり行けなかったんですが,今回はそちら側を中心にマップを広げています。ほかにも原宿方面に行けますね。
4Gamer:
確かに竹下通りのようなところを移動するシーンもありました。
神藤氏:
それと渋谷という街を表現するポイントとして,登場人物たちの相関図を用いた面白いシステムがあります。
伊藤氏:
本編には大きく関わってこないものの,ショップの店員など,渋谷にはいろんな人がいて,彼らが主人公のリンドウと関係を持つと,人物相関図ができあがっていくんです。その相関図がスキルマップになり,特定の人物との関係を深めていくとさまざまなリワードを得られるシステムになっています。
例えばショップの店員なら,そこでたくさん買い物をすると店員と仲良くなれて,スキルマップ拡充していくという感じですね。プレイヤーの行動が強さにも紐付いていきます。
4Gamer:
個々の人物に対して「仲良し度」的なものがあるということですか?
伊藤氏:
はい,それに該当するパラメータが内部に設定されています。どうすると上がるかは,人によって条件が違うんですけど。
神藤氏:
会うだけだと人物相関図に顔が出るだけなんですが,その人物に関連する行動をすることでパラメータが上がってリワードを得られるんです。例えばエンカウント時のチェイン(連戦)可能回数が増えるとか,ゲームに有用な機能もこのスキルボードで解放されていくので,街を探索するモチベーション向上につながっています。
4Gamer:
店員以外はどんな条件があるんでしょう?
神藤氏:
ストーリーの進行や,会話時に発生するサブクエストのクリアなどが条件になっています。
4Gamer:
人物はたくさんいるんですか?
伊藤氏:
はい。やり込むことで完成する人物相関図の全貌は,脳のシナプスみたいな感じで,かなり複雑なものとなります。
4Gamer:
もう1つ街に関してうかがいたいんですが,タワーレコードやPARCOなど,実在する店舗が見られました。実在する企業とのコラボは多いのでしょうか。
平野氏:
渋谷のランドマーク的な企業さんには,正式に許諾をいただいてゲームの中に組み込んでいます。前作では名称をもじったりして作っていましたが,今回は要所は実在するスポットとなって,よりリアルな渋谷を舞台に楽しめます。
神藤氏:
ただ「109」に関しては,東急さんに許諾をいただいているんですが,ゲームのランドマークとしては「104」としてフィーチャーされているので,そこはそのまま残しています。
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4Gamer:
アニメや前作と本作のつながりはどうなっているのでしょうか。
神藤氏:
基本的にアニメは前作の内容を踏襲した世界観と内容でして,本作はNintendo Switchの「すばらしきこのせかい -Final Remix-」で追加した「A NEW DAY」を踏まえての続編となります。
ただストーリーはつながっているものの,今作からプレイしても問題はありません。タイトルが「2」や「続」ではなく,「新」となっているのにも,そういう意味が含まれていて,新しい主人公のリンドウとチーム「ツイスターズ」が,死神のゲームにどう挑んでいくかが描かれます。
もちろん前作を遊んでいただいた方がより楽しんでいただけるよう,ファンサービスも盛り込んでいます。
4Gamer:
本作のキャラクターデザインについてのこだわりなども教えてください。
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主人公のリンドウは,マスクを着けているキャラクターなんですが,自分の内に秘めた言葉を口に出さないというところをマスクで表現しています。前作の主人公ネクが,ヘッドホンを付けて外界との関わりを遮断していたのと同じ感じです。
マスクをつけるのは,コロナ禍によって当たり前になってしまいましたけども。
4Gamer:
デザイン面では,バッジは技ごとに違う見た目のものが用意されていますが,こちらは今回新たに作ったものなんですか?
伊藤氏:
はい。チュートリアルでは前作のデザインのものを出していますが,300以上のバッジは今回新たにデザインしたものです。実は多方面で活躍されているデザイナーさんが手がけたりもしています。
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4Gamer:
ゲームのボリュームはどのぐらいになるのでしょうか。
伊藤氏:
今回は前作よりもかなりボリュームアップしました。エンディングに到達するだけでも,50時間程度は楽しんでいただけると思います。
神藤氏:
やり込めば3桁時間は確実だと思います。人物相関図やバッジなど,収集要素をたくさん用意していますし,歯応えのあるバトルもありますから。さらにゲーム内でさまざまな条件を満たすと,ステッカーのようなグラフィティが手に入っていき,それを宇田川町路地裏の壁に貼れるという要素もあります。
4Gamer:
最後に発売に向け,メッセージをお願いします。
神藤氏:
では私が代表しまして,今作から遊ばれる方も前作をプレイされた方も,皆さんに十分に楽しんでいただけるような,やり応えのある面白いゲームに仕上がっていると思います。とくにバトルが楽しいです。我々も,バトルを遊びすぎて,他の仕事がなかなか進まないなんて状況になりました(笑)。ぜひご期待ください!
あと限定版の「新すばらしきこのせかい NEO: The World Ends with Bag」がめちゃくちゃ豪華な仕様になっています。制作中のアートブックも盛りだくさんな内容ですので,ぜひお買い求めいただけると嬉しいです。
4Gamer:
発売を楽しみにしています。ありがとうございました。
「新すばらしきこのせかい」公式サイト
tag : すばらしきこのせかい
「新すばらしきこのせかい」主人公たちの前に現れる死神や死神バッジ,そして一部ゲームシステムの情報が公開
スクウェア・エニックスは本日(2021年4月15日),7月27日に発売を予定している「新すばらしきこのせかい」(PS4 / Switch / ※PC版は今夏予定)の最新情報を公開した。
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キャラクターからは,先日公開された主人公と仲間,死神の1人に加え,死神側の“ショウカ”と,前作にも登場した“カリヤ”“ヤシロ”が紹介されている。
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また,主人公たちの特殊な能力を引き出す死神バッジや,その能力の一部,死神のゲームの参加者たちを襲ってくるエネミー“ノイズ”などについても説明されている。
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「新すばらしきこのせかい」公式サイト
STORY
ストーリー
いつもと変わりないはずの渋谷。
主人公のリンドウにとって
その日の渋谷は何かが違い、何かがおかしかったのかもしれない。
スクランブル交差点で始まったサイキックバトル。
そこから逃れたはずのリンドウの前に、死神を名乗る少女が現れる。
死神のゲームへようこそ、と彼女は言った。
まさかゲームで酷い目に遭わされることはない…
軽い気持ちで参加したリンドウ、そして友人フレットの2名。
しかしゲームを始めた2人は、違和感を覚え始める。
自分たちがいるこの渋谷は普通じゃない!
戸惑う彼らに突き付けられたのは
勝てなければ自分の存在が消滅する、というルール。
UG(アンダーグラウンド)と呼ばれるもうひとつの渋谷で
他の参加者たちと順位を争い、トップを取って生き残らねばならない。
果たして彼らは元の渋谷に戻ることができるのか――LOCATION
舞台
物語の舞台は日本の東京にある街、渋谷。
本作ならではのタッチで描かれる渋谷では、実在する建物やランドマークを見かけることも。
独自のアートで表現された渋谷を探索しよう!
MUSIC
音楽
ゲームを彩る楽曲を手掛けるのは、前作でも作曲を担当した
石元丈晴氏。
多数の新曲を書き下ろしているほか、「Twister」「Calling」といった前作「すばらしきこのせかい」のアレンジ曲も収録。
EVENTSCENE
イベントシーン
イベントシーンはコミック調の表現を採用しており、軽快なテンポでストーリーが進んでいく。
キャラクター達の掛け合いにも注目だ。
CHARACTER
キャラクター
『死神のゲーム』に挑むチーム『ツイスターズ』のメンバーたち
リンドウ
CV:内田雄馬「これ、あの時と同じ?ってことは運命が変えられる…?」
死神のゲームの参加者。スマホで様々な情報を見るのが好きな男子高校生。周囲の空気を読んで行動する性格で、積極的に人と関わろうとはしないが拒絶することもない。わけがわからないまま突然ゲームに参加させられ、チーム『ツイスターズ』のリーダーとなる。
フレット
CV:沢城千春「やっぱりここからトップを狙うしかないでしょ」
リンドウと同級生のお調子者で、ともに死神のゲームに参加する。人と楽しく会話することが好きで、誰とでも打ち解けられる特技を持つ。一方で重苦しい空気を嫌い、真面目な話し合いは無意識に避けている。適度にノリがよく、渋谷散策に付き合ってくれるリンドウとはいい友人関係。
ナギ
CV:片平美那「何が死神ゲームだ、☆-200でござる!」
死神のゲームの参加者。渋谷在住の女子大生だが、見た目からは中学生と間違われることもある。趣味への情熱に溢れ、趣味のために生きているといっても過言ではない日々を送っていた。他人の心の動きを見極めるのが得意で、真意のわからない上辺だけの対応をする者には冷やか。
ミナミモト
CV:藤本隆行「ゼプトグラムども、ミッションの時間だ」
死神のゲームの参加者。並外れたサイキック能力の持ち主で、ピンチに陥ったリンドウたちを助け、そのまま強引に仲間となる。あらゆる未来の可能性を独自の式で計算し、そこから導き出された数値に則って行動しているようだが、周囲の者にはまったく理解ができない。
その鋭い視線は、リンドウたちとは違う場所を見ているようでもある。
「すばらしきこのせかい」では敵だったミナミモト。
今作ではプレイアブルキャラクターとして登場!
『死神のゲーム』のゲームマスター
シイバ
CV:濱野大輝「ツイスターズ!このシイバにネツを届けてくれよ」
現在の渋谷UGで、死神のトップに君臨する男。ゲームのルールを決める『ゲームマスター』も務め、参加者たちには常に熱いゲーム展開を望んでいる。
渋谷の外のエリアから来て1年足らずで頂点まで上り詰めた実力者。他の死神に比べ彼のサイキックの力は別格で、周囲に逆らう者はいない。
死神を名乗る異能者たちも多数登場
ショウカ
CV:鬼頭明里「やっちゃいな、もっとゲーム荒らそ」
死神のゲームを運営する死神の一人。いつも面倒そうに監視の仕事をこなしている。現在のゲームを退屈だと感じており、予想外の出来事が起こって荒れた展開になるのを期待している様子も。そのせいか、ルールの飲み込みが悪く後れを取るような新人チームへのあたりは強い。
彼女が着ているパーカーは、最近渋谷に出店した『ガット・ネーロ』というファッションブランドの最新作。
カリヤ
CV:勝杏里「おまえさんたち自身の成長がナイと、コレカラがツライゾ」
死神の一人。昔から渋谷にいる古参の死神だが、出世に興味がなく下っ端の死神として仕事を続けている。元相棒だった死神のヤシロとは別行動をしているらしい。常に飴玉を持ち歩いており、切らしたことはない。
ヤシロ
CV:新井里美「何か裏があるのか…それは戦ってみてのお楽しみ☆」
死神の一人。以前は出世欲の強い死神だったが、成長したのか、もしくは何かあったのか、今は落ち着いている様子。しかし強気でキレやすい性格はあまり変わっていない。元相棒だったカリヤとは、今は別行動をしているようだ。
カリヤもヤシロも前作の登場人物だKEYITEM
キーアイテム
『死神バッジ』は、『死神のゲーム』への参加を認められた証。『参加者バッジ』とも言い換えられる。
持つ者に『スキャン』など『死神のゲーム』をクリアするうえで不可欠な力を付与するほか、特殊なサイキック(能力)を引き出すこともある。
『死神のゲーム』の鍵を握る『死神バッジ』
このバッジを手にしたことによって、リンドウたちは自身の生死をかけた『死神のゲーム』へと巻き込まれることとなる…。SYSTEM:SCAN
システム:スキャン
人の心を読み取るサイキック『スキャン』
街の中で使うことができるサイキック『スキャン』。
特定のボタンを押すと『スキャン』状態になり、人々の思考の断片を読み取ったり、敵であるノイズの姿が見えるようになる。
スキャン中にノイズシンボルに近づくと、プレイヤーを追ってくる。ノイズシンボルに接触するとバトルへと突入。一定時間内に複数のノイズシンボルに触れると連戦になる。
『スキャン』すると、渋谷の街を歩く人々の思考の断片を読み取れるようになる。中には重要な情報が含まれていることも…? こまめにいろいろな人の心の声をチェックしてみよう。SYSTEM:RESTART
システム:リスタート
過去を変えて、運命を確定させる『リスタート』
リンドウ達は固有のサイキック能力を持っている。
リンドウの固有サイキックは『リスタート』。
同日の過去の時間に戻ることができる能力だ。
過去の時間で行動を修正し、未来を変えられるため、死神のゲームにおける強力な武器となる。TEAMBATTLE
チームバトル
チームを操作してノイズを倒せ!
チームメンバーはひとつずつバッジを装備でき、バッジに対応したボタンを押すことで、それぞれのサイキック(技)が発動する。
簡単な操作で爽快なサイキックバトルが展開していく!
各キャラがバトルで使うサイキックは、バッジを付け替えることによって変更可能だ。攻撃、回復、サポートなど多彩な効果を秘めているバッジは300種類以上!BADGE
バッジアザマル
“ショックウェイヴ”というサイキックを秘めたバッジ。炎の剣で連続攻撃し、最後は高くジャンプしてから斬り下ろす。
エンジェルキック
鋭い飛び蹴りを放つサイキック“マッシヴアタック”が強力!最大までチャージしてから繰り出すと敵を吹き飛ばせる。
アイスドールハウス
巨大な氷柱でターゲットを突き上げる“ピアシングピラー”を発動できるバッジ。敵を宙に打ち上げることも可能だ。
ENEMIES
エネミー
“死神のゲーム”の参加者たちに襲い掛かってくる“ノイズ”。
“死神のゲーム”では、「ノイズを倒す」というミッションが与えられることがあるほか、倒せばバッジなどを獲得できるため、避けて通れない存在だ。
小型で群れをなすものから、超大型の強力なボスまで、その種類は様々。
中には行く手を阻むボスノイズと呼ばれる存在も。
テーマ : Nintendo Switch
ジャンル : ゲーム
tag : すばらしきこのせかい
スクウェア・エニックスが謎のカウントダウンサイトをオープン

●カウントダウン終了後に何が!?
スクウェア・エニックスが、謎のWebサイトをオープンした。このサイトのURLには、“subaseka”という文字が……。ニンテンドーDS用ソフト『すばらしきこのせかい』の新作なのだろうか!? カウントダウンがゼロになったときに、どんな情報が公開されるか、注目して待て!
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スクウェア・エニックスが謎のカウントダウンサイトをオープン - ファミ通.com
http://www.famitsu.com/news/201208/20019855.html